初めて衛兵交代を見る。

2015.7.26

何となく立ったのが正門前で子供達の後ろだったので様子を見ることができた。
馬は立派に揃っているが人間は長短、太細 いろいろでのんびりしている。
主催者側が 頑張って人を集める催し物でなく、見せていただくために集まるあの人数を、細かくことを運ぶ日本人からすれば、大変小人数で、大雑把に捌いて上手くいっているということに感心した。
照 りつける強い日射し、爽やかな風、多数、ごったに集まっているけれどイライラしない群衆の一人としてWhat  a  wonderful day!  の演奏を聞いていると   空は高く 青い  なんと素晴らしい日!  と大きな声で家族に呼びかけながら お昼を食べに 学校から二分の家に毎日帰ってきていたウィスコンシン州立大学学長の  私のアメリカのお父さんを思い出し、なんとも言えない気持ちになりました。

行って来まーす。

2015.7.24

隣りで子供ふたりが コーヒーメーカーのノズルの消毒は とか言っている。
そんなことよりお母さんが  テーブルに両肘を乗せて食べる姿を家族に見せるほうが のちの問題だと私にはおもえるのだけれど
というわけで 次はロンドンから

失礼しました。

2015.7.23

一ヶ月もブログを書かなかったことに気づきました。

今年8年目を迎えたイギリス湖水地方ハイアムホールでの書の講習会にまいります。26日から31日です。

31日にスコットランドに移動 8月6日先ほど書いたオープニングパーティーがあるのは

Letters for Rabbie   A Homage From Scotland, Iran And Japan という展覧会です。

8月7日から11月1日まで スコットランドの Linlithgow Burgh Halls で開かれます。

どうぞお出かけくださいまし。

泥縄悳子

2015.7.23

あと数日で出発という時になって 展覧会用小冊子の最終ドラフトをちゃんと読み出したら 人が書いている文章に私の名前がずいぶんでてきているのに気付いた。

何を言われているのかわかりませんでしたとは言えないことを認識、有能な友人に相談。

誠に私にとってわかりやすい解説が彼女から帰ってきて これでまあ大丈夫 と思ったところ 夜遅く 事務局からのメールが、、、

”私は寝ます。明日読んで返事をします。”と書いて失礼してしまった。

昼間出先で読んでみると、

オープニングパーティーで出品者3人とバーンズ生家の記念館館長さんとでギャラリートークをすることは知っていたが 何か食べながら作品の前を歩いて 実際は喋る人に任せ自分はニコニコしていようと思っていた私の予想は全く外れ、、、

担当者の挨拶や出演者紹介の完成された文章が書かれている。

そして真っ先に大変興味を持たれる目玉 のように私のことが述べられている。アレー!

四人で壇上に座って 何と何と何について述べて という内容でビックリ

また 友人を騒がせおります。

明日朝早いので ここまで

出先からまたご報告を

少数意見は常に正義なのか?

2015.6.26

近所に最近未亡人になった可愛い女性がいる。

角地の家で 緑が美しく家の周囲を巡り 歩くひとたちの目を楽しませていた。

急に亡くなったご主人は町内会のこと お稲荷さんのこと など一生懸命になさっていらした。

”その後元気?” と先日声をかけたら 道に緑が出ているのはいけない というひとが区役所に告げ口をして 、、、主人が元気な間は何もそのようなことは言われたことがなかったのに、、、と寂しい顔をしていらした。

”正式に区役所から何か言われてから考えれば良いので それまではそんな余計なことを言うひとのことは気にすることはない、元気を出して。”

くらいしか言えなかった。

今日通ってみたら 角のコンクリートの囲いが昔のペンキが色あせ はがれた状態でむきだしになっていて 緑は無残に刈られてしまっていた。

自分の顔を出すことなく 見えないところで文句を言って 汚くしてしまった人間  あなた と呼びかけるのも嫌だけれど あなたが一人で 大勢の人たちが周囲の風景として楽しんでいたものを取払ってしまったばかりか 薄汚い景色にした事実が判るのか?

自分は今 思い通りになって良い気持ちになっているかもしれないが  切られた植物 残念がるひとたちの想いがマイナス要因になって残るのも事実と思われる。

楽しい仕事

2015.6.20

ウィーンでのデモンストレーションの日、

準備をしていて、 このまま夜遅くまで休みなしではきっと参ってしまう と思い 店員さんにお茶を飲めるところを教えてもらった。

一分とかからない大通りに面した飲み物だけのお店で濃い紅茶を。

ふと 道に立っている広告塔、丸い筒で中に三種の記事があり 時々クルッと向きがかわるもの、を見ると、これからデモンストレーションをするお店の ”明日オープン” という広告が、、、

自分も道路の椅子に座って煙草を吸いながらくつろぐお店の経営者らしいお兄さんとなんだかんだと話を、

徳川家康が一番好きだ とポッチャリ型の彼が言う。

次の日帰る前にまた一休みに行くと、アメリカ人夫妻とわかる観光客が お金を払いながら、”いやー 良い所だった、ただ 私の後ろから煙草の煙さえ流れてこなければなー、、、”とか言っている。

私が大笑いしていると 家康くんが ”それは私なんだよ。” と言ったのでみんなでまた笑ってしまった。

顔を赤くしてその客が帰ったあと、 お兄さんは ”ここに来る人は観光客が多く、彼らは皆 心がウキウキしているので そういう人たちを相手のこの仕事が楽しくて好きなのさ。” と言っていた。

戻りました

2015.6.15

昨日6月14日ウィーンから戻りました。

今回の旅は 秋田の菊地合板木工という会社のヨーロッパ進出活動の一環。

ウィーンの家具専門店に本格的組み立て和室を作りそのお披露目パーティー。

奥様が全部の面倒を見てくださる。素晴らしい力を持った方です。

 

これから太田に戻るので ゆっくり書けないのですみません、月刊ウィーンというのをパソコンで探し6月10日分をご覧くださいまし。

いろいろ写真が出ていますが 最後の人混みの写真、真ん中下テーブル(見えないところ)に私がいます。

6−7時間人に囲まれああだこうだ といろいろ書いておりました。

私が書きたかったもの3点の作品 についてはゆっくりした気持ちの時に書きます。

ものがわかる人はいる 波間を漂って暮らす人もいる 国の性格がある 時の経過を知る などなど思うことにはきりがなく、、、 本当におもしろいですね。

チェリー ブロッサム サマー

2015.6.14

300人でも多いのに350人が出席したというウィーンの
大きな家具屋さんのパーティ
三角角店の立地を上手に使い 、道路でもゆっくり出来る様に出来ていて 、さすが人寄せに慣れている、と感心する。
私は7時間程大もて、大忙し。
デモンストレーションは地下の会場で。
余り多くの人に囲まれているので用があっても近づけなかった、といわれた。
そこをかき分けよばれたところにいけば 主役の菊地さんのスピーチが始まっていて、次が駐オーストリア名誉公使のスピーチ。 ドイツ語なので全く解らず、ただニコニコしていると 私の書の面での割と詳しい紹介、それもニコニコして聞いていたら急に話をと振られてしまつた。
アラ私急にそう言われても 何を言ったら良いかわからないけれど 下で書のデモンストレーションをするので皆様いらしてください。と、
次にこちらの社長さんが話出したとき ああそうだ、と思いつき、マイクを返して貰って この様な展示の機会を菊地さんや秋田の皆さんに与えて下さって感謝していると慌てて割り込んだ。
危ない 危ない、言わなければ後悔の種になるところだった。
実際のデモンストレーションで私が得た大きなものについては また落ち着いて

2015.6.10

6月9日、朝、携帯がストライキを起こし、うんともすんとも、、、
明日デモンストレーション当日、皆 準備に忙しい時、なんということを、と、全て消える怖さを味わった。
珍しく羽田のドコモさんに寄り、説明書をいただいたのは幸せだった とか考えても、手続きを思うとまた気がめいる。
知り合いのお嬢ちゃまに 救援を頼み、仕方ないことはこの際忘れ、散歩に。
地図を読めない人なのでまずは歩き出す。ぐるっと回っているうち、アメリカの団体さんに案内しているのを聞き、そのガイドさんが指差す方を見上げたら 先にステファン寺院の塔が。
行って見るとまだ馬車はいず、匂いもなく、課外授業中の子供達が沢山いた。
背中に日を浴びて歩いていたことを思い出し、ひたすら日を目指して歩いて、出勤途中の、朝の手入れをされて、颯爽と見える馬ちゃん達に次々と会いながら、無事戻ってまいりました。 また
真っ黒画面だった携帯はお嬢ちゃまの魔法のテクニックで 10秒で直りました。
以前ご本人の携帯が同じ状態になった時日本の後援部隊がその解決方法を見出して下さったそうです。
関係者の皆様ありがとうございました。

馬車に乗る

2015.6.8

ステファン寺院前から、日本を発つ前に勧められていた馬車に乗る。
御者にお尻を向けて座って見る風景は過去が離れないまま遠ざかっていく寂しさがあり、
進行方向に向いて座っての景色は次への新しい展開広がりを実感、予測できることがわかる。
ということは、車上で位置を入れ替わったということです。
細い路地、急な曲がりも上手に通り、下が平らなところ、石畳のところ、
それぞれのリズムが一つごとに細かく伝わり、とても有意義な楽しい経験でした。
その後暫く藁とションションの匂いに包まれているような感じがして
大好きなディック フランシスの小説に出てくる私の精神的師匠である主人公達も
この様な匂いの中に多くがいたのか、と思いました。

ホテルから 朝 6時

2015.6.7

明日 ウィーンへ

2015.6.5

1971年、誠次さんと数日間立ち寄っただけのウィーンへ。

10日に市内のdesignflagshipというショールームで

Cherry Blossom Summer,The Art of Japanese Livingのオープニングパーティーがある。

2日間で組み立てられるという秋田杉を使っての日本間キットを

ヨーロッパに紹介するのが目的。

300人程の出席者だそうで、私の役はその場での日本書道のデモンストレーション。

殆どの荷物はコンテナで現地に着いているが、全て行ってみてからの話で

私は明日、小屏風を持参する。

結果はウィーンからお知らせします。

日本スコットランド交流協会総会、マッサン のお孫さん

2015.5.29

英国大使館で開催された日本スコットランド交流協会総会 に出席。

パーテーイの準備の間 廊下に出ていて 竹鶴氏のお孫さんの竹鶴氏にお目にかかる。

テレビのマッサンを一度も見ていないので私は申し訳なかったのだが お話しさせていただく。

お髭のおじいちゃまと同じ時間を過ごされたことがあるのですか? と伺うと おばあちゃまは8歳まで おじいちゃまとは26歳までご一緒だったとか。

歴史がぐっと身近なものになる。

テレビの内容に満足なさいましたか?とお聞きしたら 個人的な話ですし現在の会社につながっているということもあり難しかったと思いますが とても考えてよく作られていたと思います。とおっしゃられた。

あなたはスコットランドとどんな関係が?と聞かれたので ’11年のエジンバラでの展覧会、 ロバートバーンズの詩10点をスコットランド国籍 イランのクヲーターの女医さんがペルシャ習字で、わたしが日本の書で書いたもの の説明をしたら それはなんとも 稀有な発想ですね。と驚かれた。本当にびっくりされたようなので そう言われれば エジンバラででも同じことを言われ 内容的にも好評をいただいたことを思い出した。

パーテーイでのスピーチで 竹鶴氏は おばあちゃまの目は緑で お洋服を同じ色に 暗くなると目の色が灰色になるので お洋服の色もそれに合わせて変える方だった。家の中では日本語で話していらしたがお孫さんを叱るときは英語だった。これから北海道にあって、彼女の女性としての活躍について調べたこと知っていることを記録に残していきたい とおっしゃていらした。

6日からのウィーンへ8月スコットランドでの展覧会用資料を持って行ってお勉強しないと間に合わない!という感じになってきているのが現実!あれー!

周囲に助けてくださる素晴らしい方たちがいるので私はどうにかこうしていられるけれど 着実 堅実に一歩一歩 ということができない性格がホント 災いしております。

 

律儀な日本の会社

2015.5.20

太田の郵便受けに赤ちゃんとママ社 という封筒で何かが送られているのを発見。

孫でもいると思ってのことか?とお腹の中でウーっと唸って開けてみると

このたびは、いじわるばあさんかるた がま口プレゼントにご応募いただきましてありがとうございました。

厳正なる抽選の結果、見事当選いたしました。 とのこと。

半年ほどたってのことなのですっかり忘れていた。

しっかりしたものなので感謝を込めて お金ではなく 大事なものを入れさせていただくことにする。

ありがとうございます。

丸橋忠弥

2015.5.16

5月15日 歌舞伎座夜の部へ

丸橋忠弥 が 幕府転覆を考える浪人でなく ただのすっきりしない酒飲みとしか見えない。

酔っていても そのふりをしているにしても着物が体に添っていなければ乱れた美しさも出てはこない。

犬役が活躍するので 犬に会ってから思いついた行動で石をお堀に投げてみたと見えてしまう。

もし話が その時思いついた という設定になっているのなら もっと犬を利用した感じにしなければ間が持たないのではないか?

由井正雪は美しく、丸橋忠弥は苦みばしった玄人好みの男前 と決まっていたものだった。悪い方としての存在なのだから よほど魅力的でないと人は注目しない。

日本人の体型が変わってきたのが浮わついた感じになる原因とは思うけれど 化粧、鬘、着付け、身の動かし方で少しはカバーしないと。

芝居は何かお祓いをする効果がある と実感する蛇柳。

若い人もたくさんでる め組の喧嘩 もっともっと立ち姿の良さを勢揃いの場で全員から見せてもらいたかった。

鳶の衣装は誰が着てもカッコよく見えるものなのだから鏡の前ですくっと立って自分に見惚れて良い気持ちのまま舞台に出てきてもらいたい。