法然上人八百年遠忌の今年の内に 太田の受楽寺の山額を無事仕上げることができたお礼に 知恩院に詣でたいと願っていた。
二年前 たまたま左甚五郎のわすれ傘を捜し、天井を見上げていた御蔭で勝部師にお目にかかり、最終的には願文の書き方までお教えいただくことができた。
今日同じ場所に立つとまるですべてが夢であったように思われる。
大勢の信者さんが長年参拝してすり減った廊下に手をあて 昔 イギリスで この広い緑の草の上をヘンリー八世が馬で走りまわっていたと聞いた時と同じ 絶えることのない 今に続く時 を実感した。
7日