雨が、、、

2011.9.11

先日来の大雨で 戦前に建って書の教室に使っている家に雨漏りがするようになってしまった。

よくお芝居で 小さい桶や金盥などで あれここにも  とか言いながら 漏る雨を上を見ながら受ける姿もおつなものだ と思っていたが

これを聞いた 大人の人が 先生それはだめです 屋根は 直さないと だめ と教えて下さった。

今日 Sさんの旦那様が 屋根に上ってブルーシートならぬ シルバーシートをかぶせてくださった。

多くの瓦の家が 同じようになってしまったらしい。

本職の屋根やさんは 地震でひどい目にあわれたSさんの家にさえその順番が来ないようなので 我が家は しばらく台風が来ないように願っていよう

この古い家で大勢の子ども大人が書を学んできた。

子供たちであふれていたときは 前の子供の背中に書いたり  葉っぱに書いたり 塀に書いたり 中には 天心書道会という看板の上に書いた つわものがいて まだそれが残っている

その日に習った字を書く子もいれば 中には 自分の名を書いてしまい ずっと証拠になっていまだに笑われているのもある

子供たちは周りがどんな状態であっても 書く時はしっかり書く

その姿を長年見て育った私は  さあ まず心を整えて というのがよいのですよね とか言われると そういうことは一人の時に好きなようにやって頂戴  うるさいから とか なんだから書けません などというのは勉強する時言うことではない と 冷たく言ってしまうので 

私はだめなのね

 


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