2016年春 モスクワの日本大使公邸で夕食をいただいた時「2018年は日本におけるロシア年 ロシアにおける日本年です」と大使にお聞きしてから2018年がある種忘れられない年になっていた。
我が家の過去帳の中で一番古く記されている 梅岳玄竹居士が元和四年(1618)二月没 ということに気付き 他の項を見ると
観阿妙隻信女 文化十五年(1818)五月没とあるのがわかった。
以前、八ツ橋のお店の遠い年忌に 黒白でなく緑色の帯の熨斗袋に追福と書いて参加した という知人の話しを聞いていたので、
追福 という気持ちの良い言葉を知りながらこの機会を逃してはいけないと考えた。
しかし なんとも呑気で物好きなことにも思えて お花と足をお任せできる方と三人で和尚様に法要をお願いした。
本堂でのお勤めの間、四百年も昔の人を身近に感じられ 梅雨の晴れ間の庭に出ると何かとてもサッパリと胸の中が広くなったように思えた。
写真は二人の卒塔婆を手にする私です
中一の時の作品
嵯峨天皇 李嶠詩 の臨書
小学2年生から高校3年生まで柳田泰雲先生主催 全日本学生書道コンクールで毎年作品を皇太子殿下台覧にしていただいていた。
中一の時の作品と賞状を父が欄間に飾っておいてくれた。
昭和33年のもので茶色になっているのだが 38年間続いているクラスの小規模な展示会に一緒に並べていただくことにした。
目に留めた方が「お上手ね。 お小さい時からやっていらしたのね。」とおっしゃってくださった。
子供の成長のみを人生の楽しみにしていたように思える父母は小さいものでも処理してしまうことなく保存しておいてくれた。
父もそのクラスの方達に良くしていただいていたが、出品者の方が「大先生がこの場にいらしたら、さぞお喜びになられたでしょうね」と何度もおっしゃってくださった。
雀ヶ丘にて。建物はモスクワ大学。
青いテントはワールドカップお土産展示場。
雀ヶ丘広場にて。
同じ場所にて。有料トイレ
モスクワの今の緑の美しさに白鳥の柄の帯です。
私の席の入り口
私の席からプーチン大統領、安倍首相ご夫妻の座られる席がよく見えます。
会場から出たところ
聖タチアナ教会
キリル文字を作った聖キリルとメフォージを祝う日
御茶ノ水のニコライ堂を建ってた聖ニコライ
亡くなった時、ニコライ二世からも明治天皇からも供花を受ける
聖タチアナの日(27日)、白樺が飾られている
モスクワ大学アジア・アフリカ諸国大学 マズリク教授を訪ねる
チャイコフスキー劇場の前で
チャイコフスキーの銅像の左手の形が不自然な理由を教えていただき
ついでにこのポーズ
(5月27日)チャイコフスキー劇場の前で合唱していた子供達
午後9時
午後9時15分、こう変わりました。
3月22日
30年間に177名の英国人留学生を受け入れたという大和日英基金の会。
ここ8、9年の間学生さんたちが東京にいる間に書をポツポツと習っていただいている。
あちらの大学院を終了してから選抜されてくる人たちは若く、変化にとみ、 優秀で 地味。
書に興味を持つ人が中に必ずいて、 その興味を元に始めた書の勉強で 自分に現れる壁への取り組み方がそれぞれに違うのが 、子供の頃から書を知っている日本人のような雑念が無いので、興味深い。
修了式ではスコラーが日本語でスピーチをする。
澄んだ言葉で語られる彼らの実体験から日本と日本人に対する好意を持った理解はもっと多くの人に聞いていただけたらといつも思う。
2月12日
賑やかな会場からちょっと足を伸ばしに廊下に出たところでホテルの会場係りの方とお会いした。
『この会の皆様は何とも品の良い方達ですね』 とおっしゃってくださった。
お聞きすると ご自分が以前JRでどんな仕事をしていらしたかを教えてくださった。
一人で伺っただけではもったいないと思い機会を見て司会の方から紹介していただいた。
貨物や特急の運転 指導、
原宿から静岡まで昭和天皇のお召し列車を運転した際は5メートルおきにある電信柱と同じ数の警察官、運転室にも車内にも多数の警備で緊張したことなど 珍しい話題に参加者は喜んで耳を傾けた。
一途でしっかりした実りある人生を生きていらっしゃる方 と 実感。
良い会だった。
天眼鏡が置いてあったのでイメージズ オブ スペイン アルバム の中の
イーグルハンター というゴヤの小品を見たら
イーグルが足に挟んでいるうさぎが可愛い顔をしてぶら下がっている。
針の先でツンと点を打った様な眼が丸く可愛いままで
何が我が身に起こったかを理解する暇も無かった感じがでている。
この紙にゴヤの手が触れたのだ、
この線 このぼかしもゴヤが描いたのだ と思うと
ゴヤのがそこにいるようで時の隔たりが一気に無くなったようだった。
ゴヤ 「イーグルハンター」
入場制限のあった、カラバッジョの部屋
ステーキ屋さんに
週末 大混雑
お勧めのBack PorchというRibs.(St.Louis風),Chiken & Tri Tip Platter を注文。
大皿山盛り。
写真に出ていたChikenのイメージのまま 友人の旦那様に差し上げようとしたら ズルズルと片身全体がRibsの下から現われたのでびっくり。持ち上げたら下は空だった という盛り付けはよくあることだが これは 見えていた部分の7倍位が下に隠れていた。
この大らかさ 大好き。
そして 皆どんどん注文して 余ったら持って帰る。
持帰り自由なら気前よく多めに注文する人も増える ということ
傷んだものを食べて具合いが悪くなるのは食べる人が悪い。
何でも人のせいにする人を育てるより 楽しめる場所、
楽しめる人が多い方が健康的なのではないかしらん、、
大学三年の夏 アメリカから太って帰った娘を見て
母が旅行中苦労が無かったのは嬉しいが
日本で貧弱な食事をさせていたのではないか と嘆いたことを思い出す。
前回はTV番組 「倍返し」 が流行っている最中で
その話を私がしたものだから友人夫妻はこちらのビデオ屋さんで
借りたテープですぐに内容に追いつき、
私が帰る日に発売になった最終回分は予約が多く
楽しみにしていたのに 一番に借りられなかった 残念! と後から聞いた。
今日 こちらは Groundhog Day という 節分のような日らしく
朝のニュースで モグラに似た動物を抱いたひとを見た。
辞書には2月2日を境にして春の訪れをしる。
晴天ならば冬が続き曇天ならば春が近い とある。
知りませんでした。